水槽付消防ポンプ自動車 水T-A型

名古屋市消防局港消防署配備 シャーシ:日野U-GD3HEA改 ポンプ:A-2級(R3) 水槽:1,500L 製作:1992年 日本機械工業

この車両は、5.5tのホイールベースの短いシャーシを使用し、ポンプ操作部を後部に配置する事により、車両の小型化、道路狭隘地区での使用を向上させた車両です。ポンプの操作部が従来の左右ではなく、後部に集中しているので、機関員の操作が容易です。反面、後部に加納式輅車を積載している為、輅車を降ろさないと操作がしづらいという欠点もあるようです。このタイプは一世代前の名古屋市消防局の標準スタイルでした。

横浜市消防局港北消防署篠原出張所配備 シャーシ:いすゞKL-FSR35D3改 エンジン:6HL1F ポンプ:A-2級(F5) 水槽:1,200L 製作:2004年 畠山ポンプ製作所

この車両は、配置されている出張所の管内が道路狭隘地区が多いため、5.5tシャーシで小型、多機能にまとめられた車両です。一般的な水T-A型は小型の為、積載スペースや積載装備が犠牲になってる車両が多く見られますが、水槽を1,200Lと小型化し、吸管自動巻取装置(右側)、ブースターリール、手動式梯子昇降装置、シャッター式の大型収納ボックスを備えています。輅車は活動性を考え、加納式ではなく電動ホースレーヤーを積載し、昇降装置も装備しています。横浜市消防局の車両の特徴の一つとして、ポンプ操作部に必ず放水基準板が貼られています。

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